微細な無限

微細の中にもある無限。

うちの常夜鍋

 最近書くことがないけどとりあえず更新する。

 ホルモンバランスの周期により、わあにゃあと脳内で物思いの発生する時期とそうでない時期があるゆえ、仕方ないことである。

 

 そーだ、昨日食べた鍋について詳しく書こう。私の実家でよく食べられている鍋である。豚肉とほうれん草を主とするので、常夜鍋のアレンジであるということがおとなになってから分かった。実家では単に鍋と呼ばれている。

 野菜は、ほうれん草のざく切り、白ネギの斜め切り、えのき茸。肉は豚肉の薄切り、しゃぶしゃぶ用のなど望ましいが、つつましく豚こま肉でもよいわ。ほとんど北海道限定だが、しゃぶしゃぶ用ラム肉もよい。あとは、豆腐、しらたき、玉うどん。

 幼少の頃私や妹は白菜があまり好きではなかったので(今は好物だ)、この鍋になったのかなあと物思う。腎結石の気になる、シュウ酸の摂取制御をされているかたは、小松菜で同様につくるとよいです。

 水と酒を適量、昆布を敷いて弱火で出汁をとり、沸騰寸前で昆布は取り出す。ほんだしをひとつまみほど足す。そこに野菜と肉、豆腐、しらたきを煮立てる。

 卓上の各人の器、めんつゆをいれて、鍋のお出汁で濃い目に薄め、揚げ玉をパラパラといれたものをつくり、その器にとって食しまする。めんつゆが薄まり過ぎないように、具だけとるのがよい。薄まって少なくなってきたら器にめんつゆを足す。

 豆腐はゆらゆら踊ったら、あっつく煮えた合図。葱とほうれん草は、私はクタクタに煮るのがおいしいと思う。しらたきは妹の好物だった。

 途中で玉うどんを投入し、うどんも柔らかくなったら同様に器にとって、いただきまする。

 ほうれん草のあくがあるので、雑炊にするのはあまりおすすめしない。うどんのほうが、味もよく合うと思いまする。

 

 あーラムしゃぶ食いたいでござる。